それを思いつくまま集めてみました。
元の意味を知れば、より一層、言葉を味わい深く感じられることでしょう。
元の意味を知れば、より一層、言葉を味わい深く感じられることでしょう。
もし、他にご存じのものがありましたら、コメント欄で教えていただけると助かります。
1.大器晩成
「大いなる器は晩成す」という老子の言葉がもとになっています。
しかし、「大いなる器は完成し難く、変化し続け、いつまでも完成することがないので、道に近い」という、
「いつまでも完成することがないから良いのだ」
という意味合いが忘れられて使われています。
2.豹変
「君子は豹変す」という六韜の言葉が元になっています。
豹は、冬が来ると毛がすっかり生え変わります。
このように、
「君子は、外的な環境変化に合わせて自らを変革するものだ。」
という意味です。
しかし、現代では、単に理由もなく変わるような、使われ方がしているのは、残念だな、と思います。
3.虎の巻
六韜は、文韜、武韜、龍韜、虎韜、豹韜、犬韜の六つから成っている。
そのうち虎韜が虎の巻と言われるようになった。
虎韜には、平野部での戦術について書いてあるのだが、それが、使われる場面が多かったからだろうか?
4.血税
もともとは、兵役の事を指す。
徴兵されて戦場に行けば血が流れる可能性がある税だから。
金銭で支払う税金のことを血税とは呼ばないはずなのだが…。
5.女房と畳は新しいほうがよい
畳を新しくするときは、畳そのものを取り換えるのではなく、畳表を取り換えるのが一般的。
それと同じように、女房には、新しい服を着せた方が気持ちがいいという意味。
女房自体を取り換えて、新しくした方が良いという意味ではない。
6.甲子園
兵庫県西宮市に野球場を作ったとき、甲子の年だったので、甲子園と名付けた。
「甲子の年に作られた」という意味が忘れられたような使われ方をしているのは、何故だろうか?
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